Long-Term Care Cost Guide

介護費用の目安
完全ガイド2026年版 | 在宅・施設別の平均費用と選び方

📅 2026年3月18日更新·✍️ 終活ナビ編集部·⏱ 読了目安:10分

01介護費用の全体像

介護費用は老後の3大支出のひとつです。生命保険文化センターの調査によると、介護期間の平均は5年1ヶ月、月々の費用平均は約8.3万円です。これに加え、住宅改修や福祉用具の購入など初期費用もかかります。

介護費用の3大要素

① 月額費用介護サービス費(自己負担)+食費・居住費・日用品費
② 初期費用施設入居一時金・住宅改修費(在宅介護の場合)
③ 医療費通院費・入院費(介護保険とは別に自己負担あり)

介護保険制度を活用することで自己負担を1〜3割に抑えられますが、限度額を超えたサービスや食費・居住費は全額自己負担です。また、介護度が重くなるほど費用は増加する傾向があります。

02介護の種類と月額費用比較

在宅介護

要介護度・利用サービス量による。介護保険1〜3割負担

月額

5〜15万円

入居費: 0円

メリット

慣れた環境で暮らせる・費用が比較的安い

注意点

家族の介護負担が大きい・重度になると限界がある

特別養護老人ホーム(特養)

要介護3以上が入居条件。入居待機が長い場合あり

月額

5〜15万円

入居費: 0円

メリット

費用が安い・終身入居が基本・医療連携が充実

注意点

待機期間が長い(数年になることも)・相部屋が多い

グループホーム

認知症の方を対象。少人数(5〜9人)での共同生活

月額

15〜20万円

入居費: 0〜100万円

メリット

認知症ケアが専門・アットホームな雰囲気

注意点

認知症の方のみ対象・身体介護が重くなると退所の場合も

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

見守り・生活相談サービス付きの賃貸住宅

月額

10〜25万円

入居費: 0〜30万円

メリット

自由度が高い・入居しやすい・費用が比較的リーズナブル

注意点

介護が重くなると退居が必要になる場合も

介護付き有料老人ホーム

24時間介護スタッフ常駐。終身利用権方式が多い

月額

20〜40万円

入居費: 0〜数千万円

メリット

介護・医療・看取りまで対応・設備が充実

注意点

費用が高い・入居一時金が必要な施設も

住宅型有料老人ホーム

生活支援サービス付き。介護は外部サービスを利用

月額

15〜30万円

入居費: 0〜数百万円

メリット

比較的自由な生活・要介護度が低い方向け

注意点

重度介護になると退居が必要になる場合も

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03介護保険の活用方法

40歳から保険料を払う介護保険は、65歳以上(または40〜64歳で特定疾病)になると認定を受けてサービスを利用できます。要介護度に応じた「区分支給限度額」の範囲内で、1〜3割の自己負担でサービスが利用できます。

区分支給限度額(月額・10単位換算)の目安

要支援1限度額 約5万円1割: 約5,000円
要支援2限度額 約10.5万円1割: 約1.1万円
要介護1限度額 約16.8万円1割: 約1.7万円
要介護2限度額 約19.7万円1割: 約2万円
要介護3限度額 約27.1万円1割: 約2.7万円
要介護4限度額 約30.9万円1割: 約3.1万円
要介護5限度額 約36.2万円1割: 約3.6万円

※1単位10円(地域によって異なる)で計算。実際の費用は利用サービスにより変動します。

04介護費用の備え方

介護費用への備えは、大きく3つのアプローチがあります。

① 自己資産(貯蓄)

最も基本的な備え。老後資金として介護費用も含めた総額を試算し、計画的に積み立てましょう。介護が必要になった場合の流動性(すぐに使えるか)も重要です。

老後資金シミュレーターで試算する →

② 介護保険(民間)

公的介護保険の自己負担分や、施設の入居一時金などを補う目的で加入する民間保険です。要介護状態になった際に一時金や月々の給付金を受け取れます。公的年金と組み合わせて考えましょう。

③ 親の資産の活用

親の介護費用は、まず親本人の資産(年金・貯蓄・不動産)を活用します。不動産がある場合は「リバースモーゲージ」や売却も選択肢です。老後資金が不足する場合は子供が補助するケースもあります。

老後生活費シミュレーターで試算する →

05施設の選び方

老後の住まいを選ぶ際は、以下の5つのポイントを総合的に判断することが重要です。

① 要介護度・認知症の有無

軽度なら在宅・サ高住、重度なら特養・介護付き有料老人ホームが向いています。認知症の方はグループホームも選択肢です。

② 医療ニーズ

医療処置(透析・経管栄養・気管切開など)が必要な場合は医療連携が充実した施設を選びましょう。

③ 月々の予算

入居一時金と月額費用の両方を考慮。長期的な資金計画(10〜20年分)で無理のない施設を選びましょう。

④ 立地・アクセス

家族が面会しやすい距離にあることが重要です。遠方の施設は緊急時の対応が難しくなります。

⑤ 看取り対応

施設で最期を迎えることも想定し、看取りに対応しているかを確認しましょう。

06介護費用シミュレーター(無料ツール)

07よくある質問

要介護度の目安から確認しよう

20の質問に答えるだけで要介護度の目安と月額費用の概算がわかります。
まずは現状を把握してから、施設選び・費用計画を進めましょう。