目次
01相続手続きの全体像
家族が亡くなると、悲しみの中でも多くの手続きを期限内に行う必要があります。相続手続きは大きく「死後手続き(葬儀・行政手続き)」「相続手続き(財産の引き継ぎ)」「税務手続き(相続税申告)」の3段階に分かれます。
最も重要なのは期限管理です。相続放棄は3ヶ月以内、準確定申告は4ヶ月以内、相続税申告は10ヶ月以内と、期限を逃すと取り返しのつかないトラブルになることがあります。
まず最初にやること(優先度順)
- ①②③④⑤".charAt(i*2) + "②③④⑤".charAt(0)死亡届の提出(7日以内・最優先)
- ①②③④⑤".charAt(i*2) + "②③④⑤".charAt(0)遺言書の有無を確認する
- ①②③④⑤".charAt(i*2) + "②③④⑤".charAt(0)相続人を確定させる(戸籍謄本を取り寄せ)
- ①②③④⑤".charAt(i*2) + "②③④⑤".charAt(0)財産目録を作成する(プラスとマイナス両方)
- ①②③④⑤".charAt(i*2) + "②③④⑤".charAt(0)相続放棄を検討する(3ヶ月以内)
02相続手続きの期限一覧
- 死亡届の提出(市区町村役所)
- 死体火葬・埋葬許可申請
- 国民健康保険・後期高齢者医療保険の資格喪失届
- 介護保険被保険者証の返却
- 世帯主変更届(必要な場合)
- 準確定申告(亡くなった年の所得税申告)
- 相続放棄・限定承認の申述(家庭裁判所)
- 遺言書の検認申請(自筆証書遺言の場合)
- 相続税の申告・納付
- 遺産分割協議の完了
- 相続登記(不動産)の申請(3年以内)
- 遺留分侵害額請求(請求権消滅前)
03相続手続きの6ステップ
相続人・財産を確認する
誰が相続人か(法定相続人の範囲・順位)を確認し、財産目録(不動産・預貯金・保険・負債)を作成します。戸籍謄本を取り寄せて相続人を特定しましょう。
相続税の申告要否を確認する
遺産総額が基礎控除(3,000万円+600万円×相続人数)を超えるか試算します。超える場合は10ヶ月以内に税理士と申告準備を進めましょう。
各種名義変更・解約手続きを行う
不動産(相続登記)・預貯金・証券・保険の名義変更や解約を各機関に申請します。相続登記は2024年4月から義務化(3年以内)されています。
04相続税がかかるケースと計算方法
基礎控除の計算式
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
遺産総額がこの基礎控除を超えた場合のみ、相続税の申告が必要です。配偶者には「配偶者の税額軽減(最低1億6,000万円まで非課税)」という強力な控除もあります。
05遺産分割の方法と注意点
① 指定分割
遺言書がある場合は、原則として遺言の内容に従って分割します。ただし相続人全員の同意があれば遺言と異なる分割もできます。
遺留分(最低限の相続分)を侵害していないか確認が必要
② 協議分割
相続人全員で話し合い(遺産分割協議)で分割方法を決めます。全員の合意があれば法定相続分と異なる配分も可能。「遺産分割協議書」を作成し、全員が署名・実印押印します。
1人でも反対すると成立しない。不動産がある場合は司法書士へ相談を
③ 調停・審判分割
協議がまとまらない場合は家庭裁判所の調停を申し立てます。調停でも解決しない場合は審判(裁判所が決定)となります。
時間・費用がかかるため、協議での解決が理想的
06相続放棄の判断基準
相続放棄を検討すべきケースは、借金・負債がプラスの財産を上回る場合です。相続放棄をすると最初から相続人でなかったものとみなされ、一切の権利と義務を引き継がなくなります。
相続放棄を検討すべき状況
- 借金・保証債務がプラス財産を上回る
- 亡くなった方の事業の負債を引き継ぎたくない
- 不動産(特に田舎の土地)の管理が困難
- 親族間のトラブルに巻き込まれたくない
期限:相続の開始を知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所へ申述します。財産・負債の全容把握に時間がかかる場合は「期限の延長申請」も可能です。
相続放棄シミュレーターで判定する →07専門家に相談するタイミング
相談すべきタイミング
相続税が発生するケース(基礎控除超え)、確定申告(準確定申告)が複雑な場合
費用目安: 遺産総額の0.5〜1%(最低30〜50万円前後)
相談すべきタイミング
相続登記(不動産の名義変更)、遺産分割協議書の作成サポート
費用目安: 5〜20万円(不動産評価額による)
相談すべきタイミング
相続人間でのトラブル・揉め事、遺留分侵害請求、遺産分割調停の代理
費用目安: 着手金20〜30万円+成功報酬(ケースによる)
相談すべきタイミング
相続関係説明図の作成、戸籍収集代行、遺産分割協議書作成(争いがない場合)
費用目安: 5〜15万円
08相続に役立つ無料ツール
09よくある質問
死亡届の提出(7日以内)が最優先です。その後、相続人の確認・遺言書の有無の確認・財産目録の作成を進めます。期限が短い手続きから優先して対応しましょう。死後手続きチェックリストで全体の流れを確認できます。
相続放棄は「相続の開始を知った時から3ヶ月以内」に家庭裁判所に申述する必要があります。借金が財産を上回る場合などは、この期限を逃すと相続放棄できなくなります。相続放棄シミュレーターで放棄すべきか判断できます。
相続税の申告・納付期限は、被相続人が亡くなった日の翌日から10ヶ月以内です。この期限を過ぎると延滞税・加算税が課されるので注意が必要です。相続手続きタイムラインで死亡日を入力すると全手続きの期限を自動計算できます。
相続財産が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)を超える場合に相続税がかかります。例えば相続人が配偶者と子2人なら4,200万円超で課税対象となります。相続税 簡易計算ツールで概算を確認できます。
2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続(または遺贈)で不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記申請が必要です。違反すると10万円以下の過料が課される場合があります。相続登記費用シミュレーターで費用を試算できます。
相続人全員が参加し、話し合いで遺産の分け方を決める手続きです。合意できたら「遺産分割協議書」を作成し、全員が署名・実印で押印します。不動産の名義変更(相続登記)にも必要な書類です。まとまらない場合は家庭裁判所の調停・審判を利用できます。遺産分割シミュレーターで各人の取り分を確認できます。
相続税が発生するケースでは税理士への依頼を強くお勧めします。費用の目安は遺産総額の0.5〜1%程度(最低報酬30〜50万円前後)が多いです。申告が不要なケースでは税理士不要ですが、遺産分割協議書の作成には司法書士・弁護士が役立ちます。
亡くなった方の死亡した年の所得税について、相続人が代わりに確定申告を行う手続きです。申告期限は「相続の開始を知った日の翌日から4ヶ月以内」です。給与所得のみで確定申告が不要だった方でも、年の途中で亡くなった場合に必要になることがあります。
まず死後手続きチェックリストで確認しよう
家族が亡くなった後の手続きを時系列で整理。
死亡届から相続完了まで、期限付きで全手続きをチェックできます。