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Tax Filing Guide

年金受給者・高齢者の
確定申告 完全ガイド

2026年版 | 確定申告が必要な人・不要な人の判定から、
医療費控除・ふるさと納税で還付を受ける方法まで徹底解説

📅 2026年3月更新·⏱ 読了時間:約8分·🔢 無料シミュレーターつき

01確定申告が必要な人・不要な人

📋 確定申告不要制度(年金のみの場合)

以下の2つの条件を両方満たす場合、確定申告は不要です。

  • 公的年金等の受給合計額が年400万円以下
  • 公的年金等以外の所得(給与・不動産・副業等)が年20万円以下

💡 申告不要でも「還付申告」をすると得する場合

1年間の医療費(介護費を含む)が10万円を超えた → 医療費控除
ふるさと納税でワンストップ特例を使わなかった → 寄附金控除
生命保険・地震保険の控除額が源泉徴収に反映されていない
薬局での市販薬代が1.2万円を超えた → セルフメディケーション税制
前年の確定申告で申告し忘れた控除がある(5年さかのぼり可)

確定申告が必要な代表的なケース

1

年金+給与収入がある

パート・アルバイトなど年金以外に給与収入がある場合は申告が必要

2

年金+不動産収入がある

賃貸アパート等の不動産収入が年20万円を超える場合

3

複数の年金を受給している

国民年金+企業年金など複数の年金を受けていて合計が400万円超の場合

4

株・投資信託で利益が出た

特定口座(源泉徴収なし)の場合や、NISA口座以外で20万円超の利益がある場合

5

年の途中で退職した

源泉徴収だけでは年末調整されないため申告が必要

02年金にかかる税金の仕組み

公的年金等控除の金額(2026年版)

年齢年金収入控除額
65歳以上〜110万円以下110万円(全額非課税)
110万円超〜330万円未満収入 × 100%(実質110万円)
330万円以上〜410万円未満収入 × 75% + 27.5万円
65歳未満〜60万円以下60万円(全額非課税)

※ 所得控除(基礎控除48万円・社会保険料控除など)も別途適用されます。

📊 年金手取り額の計算例(65歳以上・単身)

年金受給額年200万円(月16.7万円)
▲ 公的年金等控除(65歳以上)▲ 110万円
▲ 基礎控除▲ 48万円
= 課税所得約42万円
所得税(5%)+復興特別所得税約2.1万円/年
介護保険料+後期高齢者医療保険料約12〜18万円/年

💴 自分の年金手取り額を正確に計算する

年金手取りシミュレーター — 所得税・住民税・保険料をすべて差し引いた実際の手取り額がわかります

03確定申告で得する控除・還付

🏥

医療費控除

1年間の医療費(通院・入院・薬代・一部の介護費)が10万円を超えた分について、所得控除が受けられます。控除額が多いほど還付金も増えます。

💡 介護費用(訪問看護・特養入居費の1/2等)も合算可能

医療費控除シミュレーターで試算
📋

社会保険料控除

年金天引き以外に自分で支払った国民健康保険料・介護保険料は、確定申告で社会保険料控除として申告できます。

💡 特別徴収(年金天引き)は源泉徴収票に記載済みで自動反映

🛡️

生命保険料控除・地震保険料控除

支払った保険料に応じた控除が受けられます。源泉徴収票に反映されていない場合や、年の途中で契約内容が変わった場合は申告が必要です。

💡 各保険会社から送られる「控除証明書」を用意する

🎁

ふるさと納税(寄附金控除)

年金に課税されている場合、ふるさと納税の寄附金控除で所得税・住民税が減額されます。ワンストップ特例を使わなかった場合は確定申告が必要です。

💡 住民税非課税世帯の方は節税効果が得られない場合があります

💊

セルフメディケーション税制

特定の市販薬(スイッチOTC医薬品)の購入代金が年1.2万円を超えた場合、超えた部分(最大8.8万円まで)を控除できます。ただし通常の医療費控除との併用はできません。

💡 ドラッグストアのレシートを保管しておくこと

04介護費用と医療費控除

介護費用の医療費控除 対象・対象外早見表

✅ 対象になるもの

訪問看護・訪問リハビリテーションの自己負担額
医師の指示による訪問介護(医療系サービス)の自己負担額
特別養護老人ホーム(特養)入居費の自己負担額の 1/2
介護老人保健施設(老健)入居費の自己負担額の 1/2
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の自己負担額の 1/2
介護医療院の利用費

❌ 対象外のもの

居宅介護支援費(ケアマネジャーへの費用)
生活援助中心の訪問介護(家事代行的なもの)
通所介護(デイサービス)の食費・宿泊費
有料老人ホームの入居一時金

🏥 医療費控除で取り戻せる税金を計算する

医療費控除シミュレーター — 年収・医療費を入力して還付見込み額を自動計算。介護費も合算OK

05確定申告の手順・提出方法

01

書類を準備する

  • ·マイナンバーカードまたは通知カード+身分証
  • ·公的年金等の源泉徴収票(1〜2月に郵送)
  • ·医療費の領収書・介護費の支払い記録
  • ·生命保険・地震保険の控除証明書
  • ·ふるさと納税の寄附金受領証明書
02

申告書を作成する

  • ·e-Tax(スマホ・PC):マイナンバーカードで本人確認
  • ·国税庁「確定申告書等作成コーナー」:画面の指示に従って入力
  • ·税務署の確定申告会場(要予約・2〜3月は混雑)
  • ·市区町村の無料税務相談(商工会・税理士会の無料相談も活用)
03

提出・還付を受ける

  • ·提出期限:2026年3月16日(月)※還付申告は5年間さかのぼり可
  • ·e-Tax提出後:還付金は2〜4週間で振込
  • ·郵送・窓口提出後:1〜2ヶ月で還付
  • ·還付先の銀行口座をあらかじめ確認しておく

⚠️ 注意:確定申告不要制度でも住民税申告が必要な場合

確定申告不要制度の対象でも、住民税の申告が必要な場合があります。 年金収入が少なく所得税が0円でも、住民税が課税される場合や、住民税での各種控除を受けるために市区町村への申告が必要なケースがあります。 各市区町村の窓口で確認するか、税務署・市区町村の無料相談を活用しましょう。

06無料シミュレーターで試算する

07よくある質問

まず「確定申告 必要性チェッカー」で確認しよう

8問に答えるだけで、申告が必要かどうかを自動診断。
申告すると還付が受けられるケースも漏れなくチェックできます。