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相続税 簡易計算ツール — 遺産総額・相続人数を入力して詳細試算
配偶者控除・基礎控除を自動適用。各相続人の取得割合を変えて複数パターンを試算できます。
相続税の基礎控除とは?
基礎控除の計算式
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
相続人 1人
3,600万円
以下は非課税
相続人 2人
4,200万円
以下は非課税
相続人 3人
4,800万円
以下は非課税
相続人 4人
5,400万円
以下は非課税
遺産の総額が基礎控除以下であれば相続税はかかりません。 国税庁の発表によると、全国の相続の約8〜9割は基礎控除以下で相続税が課税されていません。 ただし不動産を所有している方は評価額が高くなりやすいため、早めの確認をおすすめします。
相続税の税率(速算表)
| 各相続人の取得金額 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 1,000万円以下 | 10% | — |
| 1,000万円超〜3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
| 3,000万円超〜5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
| 5,000万円超〜1億円以下 | 30% | 700万円 |
| 1億円超〜2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
| 2億円超〜3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
| 3億円超〜6億円以下 | 50% | 4,200万円 |
| 6億円超 | 55% | 7,200万円 |
※ 「各相続人の取得金額」= 課税遺産総額を法定相続分で按分した金額。相続税の総額はこれを合計して求めます。
相続税 早見表(遺産総額・相続人数別)
※ 法定相続人が均等に相続した場合の概算税額。配偶者控除・小規模宅地等の特例・債務控除は含まれません。
| 遺産総額 | 相続人 1人 (控除3,600万) | 相続人 2人 (控除4,200万) | 相続人 3人 (控除4,800万) | 相続人 4人 (控除5,400万) |
|---|---|---|---|---|
| 3,000万円 | 課税なし | 課税なし | 課税なし | 課税なし |
| 4,000万円 | 40万円 | 課税なし | 課税なし | 課税なし |
| 5,000万円 | 160万円 | 80万円 | 21万円 | 課税なし |
| 6,000万円 | 310万円 | 180万円 | 120万円 | 60万円 |
| 7,000万円 | 480万円 | 320万円 | 219万円 | 160万円 |
| 8,000万円 | 680万円 | 470万円 | 330万円 | 260万円 |
| 9,000万円 | 920万円 | 620万円 | 480万円 | 360万円 |
| 1億円 | 1,220万円 | 770万円 | 630万円 | 492万円 |
| 1.5億円 | 2,860万円 | 1,840万円 | 1,440万円 | 1,240万円 |
| 2億円 | 4,860万円 | 3,340万円 | 2,460万円 | 2,120万円 |
| 3億円 | 9,180万円 | 6,920万円 | 5,460万円 | 4,580万円 |
| 5億円 | 1.9億円 | 1.5億円 | 1.3億円 | 1.1億円 |
📌 この表の見方・注意点
- • 法定相続人全員が均等に相続した場合の相続税合計額の目安です
- • 配偶者控除(最大1.6億円非課税)は含まれていません。配偶者がいる場合は実際の税額が大幅に低くなる可能性があります
- • 小規模宅地等の特例(自宅土地を最大80%減額)・債務控除(借金・葬儀費用等)も含まれません
- • 実際の相続税は状況により大きく異なります。概算の確認にご利用ください
実際の税額を大きく下げる主な特例・控除
① 配偶者の税額軽減(配偶者控除)
配偶者が相続した財産のうち、「1億6,000万円」または「配偶者の法定相続分」のいずれか大きい方まで相続税がかかりません。多くのケースで配偶者の税額はゼロになります。ただし二次相続(配偶者死亡時)では使えないため、長期的な視点での対策も重要です。
② 小規模宅地等の特例
故人が住んでいた自宅の土地(330㎡まで)を配偶者や同居の親族が相続する場合、土地の評価額を最大80%減額できます。例えば評価額5,000万円の土地なら1,000万円として計算できます。適用条件(同居要件・申告期限保有要件など)があるため、税理士への相談をおすすめします。
③ 生命保険金の非課税枠
被相続人が加入していた生命保険の死亡保険金は「500万円×法定相続人の数」まで相続税が非課税です。相続人が3人の場合、1,500万円分が非課税になります。事前の終活準備として生命保険を活用した節税は定番の手法です。
④ 葬儀費用・債務の控除
故人の借金・未払い税金・葬儀費用(墓地購入費・香典返し等を除く)は遺産総額から差し引けます。葬儀費用は領収書なしでも一定額(100〜150万円程度)を認めるケースもあります。
相続税が課税されるのは全体の何割?
相続税課税割合(全国)
約9%
2023年実績(国税庁)
相続税の申告件数
約15万件/年
年間死亡者数の約9%
1件あたりの平均税額
約1,700万円
不動産保有で増加傾向
2015年の基礎控除引き下げ(5,000万円→3,000万円)以降、課税対象者が増加しました。 特に首都圏・大都市圏では不動産の評価額が高いため、課税割合が全国平均より高くなっています。 「うちは関係ない」と思っていても、自宅の土地があれば相続税の試算をしておくことをおすすめします。
今からできる相続税対策
暦年贈与を始める(年間110万円の非課税枠)
毎年110万円まで贈与税ゼロで財産を移転できます。ただし2024年以降、贈与の持ち戻し期間が3年→7年に延長。早めの対策が重要です。
贈与税シミュレーターで試算不動産の評価を下げる
更地より賃貸アパート・マンションを建てる方が土地評価が下がります。ただし空室リスク等も考慮した総合判断が必要です。
関連ツール・ガイド
よくある質問
相続税の基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。相続人が1人なら3,600万円、2人なら4,200万円、3人なら4,800万円、4人なら5,400万円以下の遺産であれば相続税はかかりません。なお全国の相続の約8〜9割は基礎控除以下で相続税がかかりません。
法定相続人は①配偶者(常に相続人)②子(第1順位)③親・祖父母(第2順位、子がいない場合)④兄弟姉妹(第3順位、子も親もいない場合)で構成されます。基礎控除の計算では養子も実子と同様に1人としてカウントされますが、実子がいる場合は養子1人まで、実子がいない場合は養子2人まで加算できます(養子縁組による節税対策への制限)。
配偶者の税額軽減(配偶者控除)を使うと、配偶者が取得した財産のうち「1億6,000万円」または「配偶者の法定相続分」いずれか大きい方まで非課税になります。配偶者と子2人で遺産1億円なら、配偶者分は全額非課税のため子2人の分だけに相続税がかかります。ただし二次相続(配偶者死亡時)では控除が使えないため、長期的な節税策は税理士に相談することをおすすめします。
この早見表は「法定相続人全員が均等に相続した場合」の概算税額(配偶者控除・未成年者控除・障害者控除等を適用しない)を記載しています。実際の相続税は①各相続人の実際の取得割合②配偶者の税額軽減③小規模宅地等の特例(自宅土地の80%減額等)④債務控除(借金・葬儀費用等)によって大きく変わります。詳細は税理士や相続税計算ツールでご確認ください。
相続税の申告と納付は、被相続人(亡くなった方)の死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内です。例えば1月15日に亡くなった場合、同年11月15日が期限です。この期限を過ぎると延滞税・加算税が発生します。相続手続きタイムラインで全手続きの期限を一括確認できます。
主な節税策は①暦年贈与(年間110万円の非課税枠)②小規模宅地等の特例(自宅土地を最大80%減額)③生命保険の非課税枠(500万円×法定相続人数)④配偶者控除の活用⑤家族信託・成年後見制度の活用があります。2024年から生前贈与の持ち戻し期間が3年→7年に延長されたため、早めの対策が重要です。贈与税シミュレーターで贈与税の試算も可能です。
相続放棄した人も法定相続人に含めて基礎控除を計算します。例えば子が3人いて1人が相続放棄した場合でも、基礎控除の計算では「相続人3人」として4,800万円の基礎控除が使えます。ただし放棄した人の分の財産は他の相続人に移るため、実際に遺産を受け取る人が少ない分、一人あたりの税負担が増える可能性があります。
葬儀費用は相続財産から差し引ける「債務控除」の対象です。通夜・告別式・火葬・納骨にかかった費用(お布施を含む)が対象ですが、香典返しや墓石購入費用は対象外です。遺産から葬儀費用を差し引くことで課税対象の財産総額を減らすことができます。